自費
ホワイトニングには、
歯磨き剤など自宅でおこなわれる【1. クリーニング】と
歯科医院でおこなわれる【2. 歯の漂白(ブリーチング)=いわゆるホワイトニング】とあります。
クリーニングには歯そのものを白くする役割はなく、一般的には研磨剤で歯の表層を少しだけ削って汚れをおとします。
ステイン除去と書いてある歯磨き剤の多くは研磨剤が多く、また粒子が粗い為歯の削れる量が多くお薦めできません。
歯科医院で使われる研磨剤であれば粒子が細かく、歯がつるつるになるのである程度汚れを防いでくれます。
歯科医院でおこなわれるクリーニングはPMTC(プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング)と呼ばれ、
歯を磨きあげ汚れが付きにくくなることを目的としています。
一般の歯磨き剤やエステなどの歯のホワイトニングはクリーニングであり、歯科医院ではPMTCのことをホワイトニングとは言いません。
一般(歯科医院以外でおこなわれる)ホワイトニングは歯科ではPMTCや歯ブラシの範疇にはいります。
歯科医院でおこなうホワイトニング(以下ブリーチングと表記します。)は薬剤で漂白をして白くします。
また、ブリーチングにも2種類あります。
歯科医院でおこなう《オフィスブリーチング》、自宅でおこなう《ホームブリーチング》
それぞれを組み合わせておこなう場合もあります。
ホワイトニングにつかわれる薬剤は2種類過酸化水素または過酸化尿素です。
日本では数社、海外では数多くのブリーチ剤が販売されており、様々な濃度のものがあります。
過酸化水素も過酸化尿素も活性酸素を出し、歯や歯の表面にある色素を分解し、歯を白くします。
あと歯に含まれる水分が抜ける(物理的脱水)ため、歯が濁る作用があり、このため歯が白くなります。
歯のカルシウムが抜ける脱灰作用も少しあり、このせいで歯が濁る(白くなる)とも言われています。
歯の構造としてはやや黄色い白(アイボリー=象牙色)の象牙質の上に半透明のエナメル質が覆っており、
エナメル質の薄い日本人は欧米人に比べ黄色い歯をしています。
黄色い色紙の上に氷がおいてあれば氷は黄色く見えます。氷が濁ごり雪になれば氷は白く見えます。
歯を白くするのは活性酸素による本当の意味の漂白と歯を濁らせるという2つの意味があります。
ブリーチングによって失われた水分は9割が24時間以内に歯にもどってきます。
また多少脱灰されたカルシウムも再石灰化といって徐々にもどってきます。
そのため水分がもどる24時間は色のついた水分をとると歯が着色しやすくなるため、
ブリーチング後24時間はコーヒー、紅茶、赤ワイン、醤油、チョコレート、お茶、タバコなど着色するものはとってはいけません。
ブリーチングは歯の表面から行われるため、ブリーチをしてしばらくは着色物は避けたほうが良いでしょう。
ブリーチングでは物理的な脱水がおこります。この脱水によって痛みが生じます。
オフィスブリーチではより強い薬剤を使い、痛みを伴うことが多く、
ホームブリーチでは濃度が比較的薄いため、オフィスブリーチに比べて痛みが出にくいと言われていますが、
歯がしみやすい人はホームブリーチでも痛みが出る場合があります。
私自身、かつては濃度の低い日本製のホームブリーチ材で痛みがでて、ブリーチを断念したことがあります。
生まれつき黄色い歯は歯科医師になるまであまり気にしたことはありませんでしたが、加齢にともないさらに黄色くなり不潔感があります。
歯科医師として口元が不潔感があるのはどうかと思いブリーチをしたのですが、あまりの痛みに耐えられませんでした。
歯科医院で行われるブリーチングの欠点としては、歯の表面が一時的に不安的になることによっておこる3つの大きな問題点がありました。
1.歯がしみる(痛い不快感がある)
2.歯が着色しやすくなる(24時間は着色しやすいものをとらない)
3.歯がまだらに濁る(縞状になることがある)
月見歯科クリニックではポリリン酸をつかってブリーチングをおこなっていきます。
最大の特徴は…
1.クリーニング効果が強い!
2.コーティング効果が強い!
3.深部まで漂白し強化!
歯の成分はアパタイトといってリン酸カルシウムの結晶です。
カルシウムだけでは歯の様に硬くはなりません。
ミネラルであるリンを用いて歯に作用させるのがポリリンです。
ポリとは多いという意味で、このポリリンが歯のカルシウムとむすびつくとポリリン酸カルシウムという柔らかい物質になり、歯の傷をうめます。
そして徐々に分解され硬いリン酸カルシウムの結晶になり歯の表面を強化します。
ポリリンによるクリーニングの作用機序は、歯とポリリンが強力に結びつくため、汚れを浮かします。(分解するのではなくただ浮かせるだけです)
汚れが浮くことによって、これだけで歯はある程度白くなり、
お子様であれば歯に色素がはいりこんでいないため、漂白であるブリーチングをしなくても、生まれつき黄色い歯でなければ充分に白くなります。
クリーニングにおいても、今までの研磨剤によるクリーニングのように歯を傷つけたり削ったりしません。
逆に小さな傷であれば修復してくれます。
研磨剤を使わないでクリーニングが可能になったのです。
普通のブリーチングにはクリーニング作用がありません。
ですから研磨剤をもちいて歯の表面を磨き軽く傷つけてブリーチングをおこなうのです。
さらに最もメジャーな海外のホワイトニングのB社のブリーチ剤は、中性とうたいながら酸性(強酸性に近い)ことは歯科医師でも知られていない事です。
白くなるのは脱灰(カルシウムがぬけること)のせいではないかと思える程です。
分割ポリリンをもちいたミネラルホワイトニングの凄さはここからです。
脱水によって不安定になった歯は飢えた状態になり、浸透性や吸着性の強いポリリンを吸収しやすくなっているのです。
ポリリンとブリーチ剤である過酸化水素が歯の奥まで入り込みより深部まで漂白し強化してくれるのです。
過酸化水素が色素を分解ポリリンがそれを浮かせます。
分解された色素は、その場にとどまった場合はまた結合して着色しますが、浮いた色素は極めて再着色しにくくなります。
効き目が長くなり、ミネラルホワイトニングにおいてはオフィスブリーチだけで充分に白くなり、ホームブリーチより長持ちします。(ホームブリーチの必要がなくなりました)。
白濁させるホワイトニングではありません。
より透明になり輝く白い歯になります。
月見歯科クリニックのホワイトニング(オフィスブリーチング)は、ミネラルと酸素のみでおこなう『ミネラルホワイトニング』です。
最新のホワイトニングは身体に害が全くなく、歯が強くなり虫歯や歯周病になりにくくなります。
まずはカウンセリングだけでも結構です。
お気軽にご相談ください。